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20歳から25歳までの5年間、東京に住んでいました。
最初の1年半は神奈川の相模原でしたが、その後三鷹のすぐ横の中央線の武蔵境駅の近くに住んでいましたので、23区での生活っていうのは経験していないんですよね。
とはいえ、石川県出身の田舎モンにとっては圧倒的に魅力的な街でした。
東京好きだったんですよね。
一人暮らしに疲れたり、変な思い違いがあったりで実家に帰ってきちゃったけれど、今でも東京に住んでたらどうなってたのかなー?って思う日もちょこちょこあったりするんです。
とはいえ、50歳になった今はこの石川県での田舎暮らしはやっぱり快適なんですけどね。
東京ってやっぱりなんとなく人工的なんです。
自然や緑がいっぱいあるんですよ。
しっかりした公園は田舎よりも多い。
けれど、本当の自然じゃねーんだよな、ってのは田舎もんだからこそ感じる違和感。
代々木公園とか井之頭公園とか好きでしたけど、やっぱり公園なんですよね。
渋谷とか歌舞伎町とかで飲んだりブラブラする事が多かったんですが、本当にごみごみしててね。何がなんだか...って感じ。
けど、なんか、街自体にすっごいエネルギー感じるんですよ。
よく「みんな死んだような眼をしている」って感じのコメントや歌詞のフレーズが多いですけど、それパッと見なんですよ。
生活してるとオンとオフがあって、オフは田舎モンでも目が死ぬの。(笑)
オンにして目を輝かせて頑張ってる人、もしくは死んだ目しかできなくなってもそれでも頑張ってる人、本当に人が多いってそれだけでなんか活気なんです。
でも、だから疲れちゃうよねー。(笑)
だからなのか「でもここで生活しているんだよ」という、ある意味愚痴っぽい歌詞のこの曲が昔から大好き。コード進行とかは違うけど、曲のノリとしてブルーズっぽくない?(笑)
「愛が勝つ」的な応援歌みたいな曲がKANさんのイメージになりがちだろうけど、この曲を聴いてからファン度数がぐっと上がったんです。
私が上記で書いたような「エネルギーあるんだよ」っていう事は何も言ってなくて、そんな街での日々の事をゆっくりやさしく歌ってくれているんです。
東京の日々の喧騒というかパワーを知ってる人だからこそ、オフになった時の静かに流れていく東京の時間が描かれている歌詞がジワーって沁み込んでくるんじゃないかなー。
東京で生活している人だからこそ書けた歌詞じゃないのかな?って思います。
それで、今朝、FM福井のラジオでかかっていて思い出したこの曲も大好き。
これも今となっては少し古い曲だけど、コレ聴いた時はすっかり石川県民に戻っていたのですが「あー、東京で済んでいた頃を思い出すなー」ってはっきり思い出しました。
「そうそうそんな感じ」って言いたくなるんですよ、ホント。
今でも住んでたとしても、もう朝まで飲む事はないけれど、あの明け方の歌舞伎町の汚なさなんてね、酷いもんなんだけれど、でも通勤時間が始まって人がワラワラ出てくるとそんなのも気付かないくらいエネルギッシュな空気が満ちてきて、そのまま夜はみんなスーツのワイシャツをグダグダにして酔っ払ってて。
吉澤嘉代子さんはとっても綺麗な言葉を選んで描いていますけどね。汚いよね、実際。(笑)
いやでもディスっているのではなくて、そうなのよ、それをこんな素敵な表現に言い換えるアーティストっぷりに感動できちゃうワケですよ。
また東京に遊びにいきたいなー。
今は子供と田舎の生活が心地いいし、また住みたいとは思わなくなったけれど、本当はちょこちょこあの空気を吸いに行きたい。
汚いし臭いけど。(笑)
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