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リリー3部作の1作目です。
どちらかというと初期の作品ですが、私、コレ観たのたぶんも4~5回目です。
もうね、寅さんファンの7割くらいはリリー大好きなんじゃないでしょうか。
私もリリー大好き。
山田監督もリリーってキャラが大好きなんでしょうね。
竹下景子さんも何度もマドンナを演っているけれど全部違うキャラで、浅丘ルリ子さんのリリーは同キャラで複数回登場ですもんね。
寅さんってやっぱり社会的にはハミ出てる人で、そんな男が、ちゃんとしてる女性に憧れるという図式を山田監督は描いている気がするんですが、基本そうゆう話が多い中で、たまーに、寅さん側のマドンナが出るんだけどその中でも特に秀でて「寅さんと同じ目線」なマドンナがリリーさんですよね。
寅さんがマドンナに対してかなりキツいセリフを吐くもの、リリーさん相手だけなんですよね。
この11作の冒頭、リリーさんとは関係が無いエピソードで「おもちゃのピアノ事件」があるんだけど、寅さんの常識が一般とズレまくったいい加減、というのが明らかになるエピソードで、私は切なく観てしまいました。
でもコレって、この後リリーさんと会ってウマがあっていくところや、その後「自分もちゃんと生きてみよう」と北海道の酪農家に弟子入りみたいな感じで体験しにいくネタへの序章なのでしょうか。
寅さんとリリーさんが北海道の波止場でお互いに顔を見るでなく、ほぼ同じ方向の水面を眺めながら、自分達の存在について語り合うあたりのシーン、寅さんシリーズ全般でも1~2位くらいの名シーンだと思うんですよね。
フーテン同志の会話って感じ。
リリーというキャラが人気出たのもこうゆうところだろうなー。
で、寅さん酪農の仕事がキツすぎて全然務まらなかったのに、柴又のとらやで何かって言うと「北海道の酪農家のみなさんに恥ずかしいよ」みたいな事をのたまうあたり、そうゆうダメ人間なところも寅さんなんだよなーってニヤニヤしちゃう。
やっぱり寅さん最高です。
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